2017年3月18日土曜日

ウルトラマンギンガS

ウルトラマンギンガに続いてウルトラマンギンガSも全話観た。
ギンガが学校を中心とした狭い舞台だったのに対し、ギンガSは防衛隊も出てくる従来のウルトラマンに近い内容になっている。
ギンガが成功してギンガSで予算が増えたんだなと感じる。
ギンガSではギンガがちゃっかり大きくなってるよね。
ギンガは学校との対比が多いせいで従来のウルトラマンより小さかったけど、ギンガSでは舞台が広がったので従来のウルトラマンと同じ大きさになってると思われる。
ヒカルは先輩ウルトラマンとしてショウを導き、序盤はまだ心も闘い方も未熟だったショウの成長していくさま、この対比が面白い。
ショウが成長して次第にデレていき最後は「お前は俺が一緒じゃないと駄目みたいだな」とヒカルに言うの最高かよ~!って感じ。
ギンガとダークルギエルは元は同じもの、繋がる命を信じたギンガとその光ゆえにダークルギエルという濃い闇が生まれ、ギンガとダークルギエルに分かれた。
ただギンガはそのようなものと言っていたので、厳密に元が一緒だったのか、たまたまそういう2つの存在となったのかはちょっと疑問が残る。
アンドロイド・ワンゼロことマナの成長物語もギンガSのテーマの一つで、最後の覚悟を決めている展開は悲しいけど熱い展開でした。
「ガンQの涙」と「君に会うために」のような中盤に異質な回が入るのも面白かった。
「ガンQの涙」は少年と怪獣の触れ合いと、おじさんの変化という感動回。
「君に会うために」はアイドル回というブッ飛んだ話だが、その実宇宙人と人間の共存の形を示す形でもあるし、単純に単体の話として見ても面白い回だ。
最終回の地上の人間と地底のビクトリアンが手を取り合う流れは良かった。
特にカムシンはあの杖はやっぱり仕込杖で、華麗な剣さばきを披露したのがカッコよすぎた。
最初はショウも頑なな姿勢だったが、次第にヒカルには冗談を言えるようになって、態度が軟化するとともに成長していっているのがギンガSという物語を見る上で見所の一つだった。
美鈴たちは出番が無いのかと思ったけど、中盤以降に出てきて重要な役割があったのは良かった。
ひとつ気になったのはビクトリウム・キャノンという恐ろしく使い勝手の悪い兵器に長官は本気で希望を抱いていたのか。
チャージにかかる時間が恐ろしく長い・そもそもエネルギー源が本来使ってはいけないものである・発射と照準は手動、と欠点が大きすぎる。
さらにそれも扱いきれなくなって敵に乗っ取られてしまうし、隊長が言うように兵器に希望を託すのは間違いということか。
舞台が広がった分、キャラクターも多くなり、様々な立ち位置のキャラクターが出てきて、ギンガの世界に広がりが出て、ギンガSもギンガ同様・パワーアップしているという点ではギンガ以上に面白かった。

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