2017年3月23日木曜日

モアナと伝説の海

モアナと伝説の海を観てきた。
最近のディズニーはもっぱら強いプリンセスを押し出している。
ただ日本の配給側としてはそういうのが嫌なのか広告や予告では感動モノな感じを押し出すことが多い。
モアナもそんな感じで、予告で見た印象と本編を見た印象がまるで違う。
以下ネタバレを含む感想になります。



モアナは島にいろと言われて見ていて最初は息苦しく感じたけど、父親の思い出や祖先の思い出を見るとなるほどなと思う部分もある。
モアナのおばあちゃんは周りとは違ってるけど、モアナを優しく見守って導いてくれているし、後のエイの導きにも繋がるし、ホントおばあちゃんとモアイのやり取り大好き。
おばあちゃんと孫って関係に自分が弱いのもあるけど、この作品のおばあちゃんが本当に良かった。
モアナが海に出ると決めて隠れて準備して時にそれを見つけてしまった母親が咎めることなく手伝ってくれたのが、付き従うだけでなく意志を持った強さを持ってる家庭を支える母親なんだなと感じた。
母親はモアナの想いを知っていたし、夫の想いも知っていたから、どっちも尊重していたんだなあ。
マウイは思った以上にチャラい男でちょっと引いちゃったけど、ミニマウイのおかげでウザくならずに済んでるように感じた。
マウイが尊大な態度をとってもミニマウイが注意するって流れがコミカルで可愛かった。
モアナは意志が強く、諦めずに立ち向かっていく姿がとにかくカッコよかった。
特に終盤は海に選ばれたモアナというより、モアナが海を選んだという感じで、主導権すらモアナが握っている感じでまさに英雄という感じだった。
マウイは逃げ出したのにモアナは1人でも立ち向かっていったしね。
タマトアやテ・カァとの闘いの時のモアナの機転と勇気もすごかった。
テ・カァの正体に気づいた時はハッとした。
半神半人のマウイが勝てないのだからそれは神であり、あのタイミングあの場所で襲ってくる者と言えばって考えればわかるんだけど、観てる時はそこまで考えが及ばなかったなあ。
女神テ・フィティが神の釣り針をくれてマウイが単純に喜ぶんだけど、結局男は女性の手のひらの上で踊らされてるんだなあと感じた。
モアナにしろ、モアナの母にしろ、おばあちゃんにしろ、女性が強くしっかりしているものな。
とにかくモアナがかっこよく、行動力も勇気もあるので、好感が持てて面白い作品だった。

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