2014年3月30日日曜日

仮面ライダー大戦

平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊

はい、いつもどおりのクソ映画でした。
だけどいつもなら不快に感じるのですが、今回のクソさは爽快感があるというか楽しいくらいです。
二度見る価値はないけど、一度は見て欲しい。そんな作品です。
どんな説明を聞くより、自分の目で見るべき作品だと感じます。
是非「なんだこのクソ映画は!」と晴れ晴れした気持ちになって欲しいです。
以下ネタバレを含む感想になります。



最初に言っておくと、この映画の良い所はタイトルに申し訳程度についている「feat.スーパー戦隊」つまりキョウリュウレッドとトッキュウジャーが駆けつけてきてくれる点だけです。
この二組が来てくれたからこの企画が成立しているようなものです。
仮面ライダーはバラバラだといい感じなんですが、集まるとホントいつも駄目ですね。
「何なんだコイツら…」と呆れ返るくらいです。
爽やかになったというか作品の良心になっている士と鳴滝。
納得できるような違うような気もする巧と草加の関係。
平成ライダー許すまじ!と襲ってくる昭和ライダー。
親身に相談に乗ってくれても平成ライダーだと判ると突如として襲い掛かってくる昭和ライダー。
しかもあれは芝居だったが本気でもあったと再度襲ってくる昭和ライダー。
そして更に一輪の花を守る鎧武に感動して負けを認める昭和ライダー。
もっと色々あるしツッコミなんて意味が無いのだという主張が感じられる映画です。
板尾が最後に息子と奥さんと分かり合えたように抱き合って終わったけど、いやあれでめでたしじゃないでしょと苦笑い。
鳴滝がいつものごとく出てきましたが、今回は割といい人です。
助言をくれたり仮面ライダーを称えたりと今回は気分がいいようです。
ただちっちゃくなったり、どこにでも現れたり相変わらず謎の男のままです。
バロンの戒斗ですが、亀探しをさせられ散々でしたが、最後は亀をジーっと見つめていたりとギャグキャラの一面が強く押し出されていました。
どちらかと言えば、戒斗のそういう一面が好きです。
テレビでの特別編でもギャグ寄りだったので嬉しかったですね。
パンフレットの戒斗役小林豊さんのインタビュー欄にある写真の戒斗と犬が見つめ合う風景はいい味出てますね。
この映画は納得出来ないことが多いですが、深く考えては駄目なんです。
仮面ライダーは面倒くさい人たちなので集まるとこうなっちゃうんです。
頭空っぽにして楽しんで下さい。
仮面ライダーのオールスターって企画自体アレなのかもしれませんね。
今回は投票なんてやっちゃったからそれに輪をかけてアチャチャーになっちゃいましたが。
とりあえず一度は見ておけという映画です。

いいところが一つだけと言いましたが、鎧武陣のフォームチェンジが多彩だったのも良かったかも。
スイカは元より、もう出番のないと思っていたジンバーレモンやイチゴ、マンゴーにキウイまで出てきましたからね。
鎧武の戦闘も映えるんだなあと感じました。
本編でも会話や説明で展開していくんじゃなくて、戦闘で魅せて欲しいですね。
特別編も面白かったので、どうしても本編が…となってしまいます。
鎧武はもうちょっと頑張ってください。

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