2014年3月29日土曜日

アクマイザー3

アクマイザー3という自分が生まれる前に放送されていた特撮ものを見る機会があったので全話視聴してみました。
いやはやなんとも面白い!古いのに新しい不思議な感じ。
こういう時代もあったのだなあと新鮮な想いで見ていました。
アクマイザー3は変身ヒーローものではなく、いわゆるスーツ(着ぐるみ)の姿で展開するお話なのです。
最初はそれに慣れるかな?と思いますが、1話からすでに感じるザビタンのイケメンさに惚れ惚れしてすぐにのめり込みました。
アクマ族でありながら正義の心を持つザビタン、最初は敵対しながらもザビタンの心意気に感化され仲間になるイビルとガブラ。
この3人が主役なのですが、その異形の姿とは裏腹に3人共人間よりも人間らしく、時にチャーミングで魅力的でありました。
アクマイザー3は友人や家族の死を乗り越えそれでも戦うという序盤の重すぎるまでのシリアスさから、中盤以降はコメディ要素が強くなります。
とは言っても、序盤にもコメディ要素はちょくちょくありましたし、中盤以降も友や幼馴染の死など悲痛な展開もあるので、そこの路線変更はそれほど気になりませんでしたね。
どちらかと言えば、コメディ要素が増したおかげで、敵をおちょくるお茶目なザビタンやじゃれあうザビタンやイビルにガブラという楽しい一面が見られるのは良かったですね。
ザビタンは中盤以降人間に変身する悪魔力を披露するのですが、それにちょっと嫉妬したガブラにイビルも変身するのは面白かったですね。
ガブラの変身した姿ガブラッチョはお化けダチョウという見た目の妙さとガブラ自身の純真でちょっと抜けている性格が融合して面白いキャラクターになっていました。
敵を音楽で踊らせてその隙に倒すという能力は有能でしたね。それがガブラッチョ自身の弱点と表裏一体に近いのも面白い。
最後にはダチョウなのに空を飛んだしね。すごい!
イビルの変身能力は道具に変わるものでしたが、これもちょくちょく役に立ったのが面白かったですね。
提灯に変わったイビルにザビタンがサーチライトにはなれないのか?みたいに聞いて、拙者古風にできてるのでといった答えを返したのも笑えました。
イビルといえば子連れ狼よろしく少女とともに過ごしたお話が特に好きですね。
別の話では時と場合によっては子供でも容赦はしないといった感じの台詞を言ったイビルがあんな感じですからね。
イビルは最初は頑なでも触れ合うと軟化して信頼してくれるのが好きなところですね。
それに対してガブラはその純真さで人間にも子供にも最初から優しいというか軽いノリで接してくるのですが、まあアクマ族の中でも見た目がちょっと…な感じですので、人間には誤解されるわけです。
それに対して落ち込む話もありましたが、終盤では見た目は気の持ちようとも言っています。
ガブラッチョで子供のハートを掴んだのもガブラにとっては良かったのかもしれませんね。
ガブラッチョはあの世界では子供受け良すぎです。
ザビタンはどこまでもイケメンですよね。
とても良く出来た人間性と、信頼できる責任感と行動力、どこをとっても本当にイケメンです。
そりゃあの姿でも人間の女性が惚れちゃうわけです。
仲間のことをとてもよく理解し信頼していて、イビルが師匠と再会して裏切りかけた回のラストで、アクマ族を憎みきれない心があったのかもと言うイビルに対してそこがイビルのいいところだと返すザビタンは本当に素敵な男だと特に思いました。
アクマイザー3のラストは超神ビビューンに続く展開になっているらしく、バッドエンドとも思える終わり方をします。
「おわり」と出てきた瞬間なんだこれとは思いましたね。
超神ビビューンは見たことがないので少し気になります。そっちは変身ヒーローもののようですが。
平和党4人衆が出てきた時にみんな再登場キャラだと思って、バスカルなんていたかなあ?と不思議だったんですが、彼はあれが初登場だったのですね。
彼らも非業の死を遂げてしまうのが何とも悲しいですよね。
ちなみにこの前アクマイザー3のOPとEDをカラオケで歌ってみました。
繰り返しの曲調なので両方共歌いやすい曲ではありますよね。
ただOPのガブラ!と叫んだあとホーホホホーって言っていいのか迷います。
ホーホホホーで合ってるのかはわかりませんが。
アクマイザー3はシリアスさとギャグ調の両面がどちらも面白く感じるとても良い作品でした。
古い作品を見る楽しさを感じたので、また機会があれば何か見てみたいと思います。

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