2018年7月16日月曜日

劇場版 ポケットモンスター みんなの物語

今年のポケモン映画観てきました。
映画だけのオリジナルストーリーで、キャラクターもサトシとロケット団以外オリジナルキャラクターで、なおかつとても面白い映画に仕上がっていたのでオススメしたいです!
以下感想につきネタバレになります。


正直今年の映画はメインのキャラクターが何人もいるという点で、去年の映画が主題がありすぎてまとまりきっていなかった点を思い出し不安だったのですが、きちんとまとまっていてとても面白かったです。
メインのキャラクターそれぞれが問題や悩みを抱えていて、それが物語に絡んでいって、なおかつグチャグチャにならずに一つのストーリーとしてまとまっていた。
人間1人だけではなく、ポケモンと一緒に乗り越えるんだという流れも素晴らしかったと思う。
そういう流れがあるからそれぞれのキャラクターみんなが魅力的に見えるし、悩めるキャラクターたちの側にいるサトシやポケモンたちも魅力的に見える相乗効果が生まれているのも良かった。
リサは見た目だけだとケバい女子高生で正直見た目から受けるイメージは良くなかったのですが、素直で明るくていい子だったのがギャップで個人的にすごい好きなポイント。
それでいて見た目通りケバいのはちゃんと化粧で眉毛消えるたり目元の化粧が落ちてたりという演出があるのも面白かったし、弟を想う姉であるという所も好き。
ヒスイおばあちゃんは実は…みたいな所が好きだし、部屋着?の袖なしの服が普通に可愛い所も好き。
ヒスイおばあちゃんはポケモンたちとのやりとりも微笑ましくて好きだ。
カガチはつい嘘をついてその場その場を凌ぐような性格だけど、リリィへの想いは本物だし、性格自体は人当たりがよく熱いものを持っている所が好き。
あとリリィがとても可愛い。
ラルゴは隠しているもののせいで思い悩んでたし、父親が市長として厳しい人なのかと思ったけどちゃんと父親しようとしているのが良かった。
市長に関しては市長としてどうかというのはそれぞれ意見が分かれるかもしれないけど、市長として隠してなければならなかったこともあったし、それもあって娘のやったことに真摯に向き合う父親らしさは好きだ。
トリトはポケモンが大好きでそれが研究へのモチベーションや結果にも繋がってるんだけど、人間関係が壊滅的に苦手という所が個人的に親近感が湧く。
リサの弟であるリクの正体に途中の通信まで気づかなかったのは物語に見入っていたせいかな。
考えればすぐ気づくよなぁと気づいた瞬間に思った。
ゼラオラやルギアまで物語に加わって、先に話したが前作がそれ故に物語がバラバラになっていたのでそれも不安だったのだが、ゼラオラもルギアも作中での扱いが上手いと感じた。
ゼラオラと人間たち、ルギアと人間たち、それぞれの関わりが明確にあって、一つの物語として成立していて良かった。
とにかく主要登場人物が多いのに、物語がしっかりまとまっていてストーリーも面白いのが今作のとても良かった所だ。

来年の映画がミュウツーの逆襲のリメイクのようなので楽しみではあるが、好きな作品であるだけに不安のほうが大きいのが正直な所だ。
そして名探偵ピカチュウのハリウッド化もものすごく気になるし楽しみ。
今年の映画は面白かったしこうやって感想を書き連ねたくなるほどの熱量を生み出す作品であるくらい素晴らしかった。

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