Child of Light (チャイルドオブライト)
UbisoftからDL専売で発売したゲーム『チャイルドオブライト』をプレイしました。
海外のスタジオが作ったクラシカルなターン制RPGとなっています。
PS時代のファイナルファンタジーなどにインスパイアされた作品らしく、古き良きRPGの雰囲気が出ています。
発売機種もPC、PS3、PS4、Xbox360、Xboxone、WiiUと他機種での発売となっており、プレイする間口が広いのも特徴です(ただしXboxoneのみ日本での発売がまだなので配信は未定)
闇の女王によって太陽と月そして星が奪われ、光が失われ魔物がはびこる世界になってしまったレムリア王国を復興するべく旅に出る王国の姫オーロラのお話。
背景美術がとても綺麗でいわゆる水彩画のような美術的な美麗さを感じます。
その綺麗な背景映像と絵本のような世界観とキャラクターがとてもマッチしています。
そしてゲームを彩る音楽がとても良く、聞き惚れてしまうほど素晴らしいです。
バトルは前述のとおりターン制で、ファイナルファンタジー的に言えばアクティブではなくウエイトなバトルとなっています。
ターン制といってもただ単調なものではなく、オーロラの相棒である蛍のような精霊イグニキュラスを操作して味方を回復したり敵を阻害したり、攻撃したタイミングによっては敵の行動を遅らせたりできるなど、このゲーム独特のアクションもあり、単調にさせない工夫があってバトルも飽きずに楽しめます。
バトル以外の移動はアクションといった感じで、謎解きもあり頭を使うプレイも必要となり楽しいです。
この公式のトレーラーを見ていただくと雰囲気を掴みやすいかと思います。
主人公のオーロラはお転婆な小さなお姫様ですが、ただお転婆なだけでなく言葉遣いがしっかりしていて知識もあり、仲間や世界の住人たちの会話がとても面白いです。
仲間たちもとても個性的で、オーロラの旅を盛り上げます。
仲間が増えると戦闘終了後にそれぞれ仲間達との会話があるのですが、仲間達の内面性がわかるのでとても楽しかったです。
PS3とPS4ではDLデータが一緒なのでダウンロードすればPS3版とPS4版どちらもプレイできます。
ちなみにPS3とPS4ではトロフィーが別扱いなので、トロフィーを集めている人には注目ポイントです。
トロフィーはコンプしてもプラチナトロフィーはありません。ブロンズとシルバーのトロフィーのみです。
クリアしてトロフィーもコンプして一段落したので、以下ストーリーにもかかわるネタバレにもなる感想になります。
ただオーロラが剣を手に入れた時、「逃げよう」と言うイグニキュラスに対し戦うという意志を見せるオーロラに『かっけー!』となりすぐに好きになってしまいました。
地下室掃除という依頼を受けて向かったら魔物退治で「騙された!」となり、持ち前の知識で依頼料(アイテム)を釣り上げるオーロラに大したもんだと感心しました。
しかもそれによって依頼料で破産してしまった依頼人が新しく買った家を抵当に入れなくてはならなくなったというオチが残酷でクスリとします。
海外の作品だからかテンポが良くてしかも面白く、時に毒を含んでいてそれでも嫌味のない会話がとても楽しい。
海外の作品だからかテンポが良くてしかも面白く、時に毒を含んでいてそれでも嫌味のない会話がとても楽しい。
オーロラの義理の姉であるノラ姉さんが仲間になった時(仲間になった時は義理の姉妹であるとは語られない)はいいキャラだなあと気に入ったのですが、敵なんですよねえ非常に残念でした。
ノラ姉さんはスキルも強力で頼りになるキャラだったんですがねえ。
ただノラのカラーリングがDLCの闇のオーロラパックを適用した時のオーロラの姿と色が同じだったので、ああ闇の勢力じゃないかなとは感じてたんですけどね。
DLCのゴーレムの苦しみと闇のオーロラパックはパッケージ版に収録されておりDL版より割高になりますが、小売店や通販などでは希望小売価格より値引きされるので大して変わらない値段となっており、パッケージ版は案外お得です。
なので自分もパッケージ版を買いました(パッケージ版はPS3とPS4のみで共用となります)
ちなみにパッケージ版と言ってもDLコードと特典が入ったパッケージですので、ゲームはダウンロードしなければなりません。
ちなみにパッケージ版と言ってもDLコードと特典が入ったパッケージですので、ゲームはダウンロードしなければなりません。
ゴーレムの苦しみはタイトルにあるゴーレムが仲間にできるイベントが追加されます。
パッケージ版には収録されていない光のオーロラパックはオーロラの姿を変えられるだけでなく、オーロラが回復スキルを覚えるのでこれも地味にオススメです。
最初オーロラの姿を変える方法がわからなくて終盤になって気づいたんですが、ゲーム中ではなくタイトル画面でのオプションでの選択でしか変えられないんですね。
光らせて開ける宝箱だけでなく、スイッチの付いていない宝箱はイグニキュラスでも開けることができるってのも終盤に気づいてしまいました。
バトルもターン制なんて単調じゃないかと思っていたら、妨害というシステムとイグニキュラスの操作によってバトルにもゲーム性を持たせていて楽しかったです。
味方が敵の行動を妨害した時は『やったー!』となりますし、逆に敵に味方の行動を妨害された時は『なんでだよお!』となります。
オーロラだけでなく仲間の性格も魅力的で、戦闘終了後にある仲間同士の会話が仲間が増えるたびに起きるのでそれが楽しくて、このキャラはこういうこと言うんだとかこういう考えなんだとわかるのが良かったです。
仲間の個性が強くて楽しいおかげで、最後の最後にオーロラとともにみんなで世界を救いに行くよという部分がとても気持ち的に盛り上がりました。
仲間が多いのも特徴なんですが、戦闘で一度に出せるのは2人までなので、ターンが回ってくれば自由に入れ替えできるものの、結局使うキャラと使わないキャラが出てきちゃうのが難点ですね。
トリスティスや最後に仲間になるジェンが特に使う機会が無かったです。
このゲームはスキルツリーからスキルポイントを割り振ってスキルを覚えていくのですが、貧乏性な自分はどう振っていいものか悩んじゃいましたね。
オートセーブなせいで試し振りもできないし、一度振ったらリセットもできないし、本当に困りましたよ。
振り直しができたら良かったんですけどねえ。そしたらヌルくなっちゃいますかね。
難点と言ったらそれくらいですかね。難点というほど難点でも無いですが。
自分は古き良きJRPGをリスペクトして作られた感じとその見た目の美しさと雰囲気に惹かれて買ったのですが、思いの外キャラクターにハマりました。
それと音楽が本当にいいです。サントラがiTunesでは配信されてるらしいですがCDも出してもらいたいです。
JRPGが好きな方、見た目でいいなと感じた方、そういう方はプレイすれば絶対満足しますのでオススメです。
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