ニッケルオデオン赤

道満晴明先生の『ニッケルオデオン【赤】』を読んだ。

1話完結の8Pのショートストーリー集で、それぞれ独立した話なので読みやすい内容になっている。

それぞれのストーリーにちょっとした繋がりがあったりすることがあるのも面白い。

以下感想につきネタバレになりますので、ご注意を。

道満晴明先生のテイストが溢れる作品となっていてとても面白い。

説明が少ないのも雰囲気を盛り上げていて魅力的だ。

倫理観がなかったり不道徳的だったりするのも、背徳的な感じがしてゾクゾクする。

アグネス法だったり、社会風刺が効いてるのもクスリと笑えて面白い。

個人的には「回収委員と幻肢痛」の話が特にお気に入りだ。

先輩のサバサバした感じと鳴宮の可愛らしさ、この組み合わせが良い。

先輩の体のパーツを回収する様子が笑えるしなんか怖いしこのバランスが面白さなんだと思う。

先輩が鳴宮のパーツを回収する話も見てみたいな。

先輩が特にキャラクターではお気に入りですが、コトトイさんもすごい好きです。

キヨスバシさんとコトトイさんの会話がぶっちゃけすぎて面白いです。

髪を切ったコトトイさんいいですねぇ！

ミクことキヨスバシさんはカラーだと本当にミクヘアーなカラーリングなんですね。

とらのあなで買うともらえるイラストカードがキヨスバシさんです。

自分はZINで買ったんで、ZINでは鳴宮と先輩のイラストカードです。

カラーのキヨスバシさん目当てにとらでも買おうかなぁと思ってます。

カバー下の漫画は本編を読んだ後に読むことをオススメします。

もっといろんな話が読みたくなるくらい面白い作品でした。