ジャンプ・コミックス デラックスから発売中のイトカツ先生の『ももそら』を読んだ。
雑誌掲載時からかなり気に入っていて、早く単行本でないかなぁと思っていました。
それがスーパージャンプ合併により、連載終了してしまいすごく悲しいです。
作者のブログによると、この単行本が売れれば次の展開があるかもということなので応援していきたいです。
さて、そんなももそらの感想です。
父親が再婚したもののその矢先に他界してしまう。
ヒマリとコータの姉弟は、父の再婚相手のモモさんと共に暮らすことになる。
それにともない、ヒマリとコータは引越しをすることになるのだが、引越し先がとても田舎であった。
さらに父の再婚相手のモモさんはまるで小学生のような見た目でとても母親というイメージではなく・・・。
冒頭で説明がないからちょっと混乱したんですが、話を全部読んだ限り姉弟はおばさんの家で暮らしていたみたいですね。
父親は仕事先の田舎で暮らしており、親子別々に暮らしていたようです。
つまり再婚したといっても田舎暮らしが始まるまで姉弟はほとんどモモさんに面識がなかったのでしょう。
それが1話目からの距離感のある感じに繋がるわけですね。
モモさんは小学生な見た目ですが温かくて可愛い人です。
炊事洗濯それなりに出来るようですが、ところどころ抜けている所があります。
そこも可愛らしいですね。
ヒマリは最初高校生かと思ったのですが、中学生なんですよね。
発育良すぎでしょ、モモさんとの対比が際立ちます。
田舎暮らしより都会暮らしという思いがあり、モモさんとも最初は上手く打ち解けられずその辺の描写が面白いです。
弟のコータは小さいながらもしっかり者の気遣い屋さんです。
姉とは逆であまり喋らないタイプで、自分の感情もあまりハッキリと口には出しません。
その性格によるヒマリやモモさんとの触れ合いが面白いです。
あとコータは作中でも言われていますが、枯れているという表現がピッタリときますね。
そんな3人が織り成す、ゆっくりでもあたたかい話が心を和ませてくれます。
あまり語りすぎると読む楽しみを奪ってしまうので感想はこの辺で終わります。
まだまだ続けられそうな感じがして、これ1冊で終わりというのはすごく残念です。
単行本が売れて、次の展開があることを願い、応援もしていきたいと思います。
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