『オズのかかし使い』読んだ

『花ゆめ』新人フェスタというものをやっておりまして、個人的に花ゆめ新人さん刊行ラッシュのこの機会大好きなんです。
ここで目をつけた作家さんが今後売れていったりすると地味に嬉しいし鼻も高いですからね。
などと、そんな邪な気持ちも抱きつつ、とりあえず買ってみたのが壱春コマ先生の『オズのかかし使い』です。
表紙が少女漫画ぽくないデフォルメのきいた絵柄で気になったのが購入の動機ですね。
内容はというと、魔女をメインに据えたファンタジーストーリーで、使い魔になったかかしと魔女の交流を交えつつ展開していきます。
ファンタジー的な設定が凝っていて、作者がファンタジー好きなんだろうなぁというのが窺えます。
魔女チェルヴィとかかしクロウの交流も、恋とは違うけど少女漫画的なキュンとします。
絵柄が可愛らしく、ファンタジー部分もわかりやすいので、読みやすく面白いです。
個人的にはチェルヴィの性格が一番のお気に入りポイントです。
冷静で真実をそのまま言うタイプだけど、優しく相手を否定するようなことは言わないのがポイント高いです。
この作品で次回作読みたいですね。
壱春コマ先生のこれからの作品にも注目していきたいです。

花とゆめの公式サイトでは単行本に収録されていない4コマが読めます。
花とゆめ.com ワクワク4コマランド
料理の展開はあるだろうなぁと思っていましたがここでありましたね。
ニヤリとするお話です。

同じく花とゆめ公式サイト6月の新刊のページでは試し読みも出来ます。
白泉社：花とゆめ.com【新刊コミックス】
気になる方にオススメです。