劇場版仮面ライダーオーズとゴーカイジャーが公開されたので観てきました。
近所の映画館だと初日なのに小さいスクリーンでの上映でガッカリでした。
2Dで見たのですが、3Dを大きなスクリーンで上映してたのかもしてません。
以下、ネタバレを含む感想です。
『海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE 空飛ぶ幽霊船』
なんで鎧だけ別撮りチックなの?
シルバーがいると色々便利すぎて進行に差し障りが出てくるからか、単純に撮影がシルバー加入前だからか、鎧の出番は冒頭と最後だけでした。
それでもロボでの出撃もあったし、あの性格だしで目立ってはいたんで良かったです。
コミカルなストーリー進行をしつつ、テーマをしっかりと持っていて面白い内容でした。
今回直接対決しないワルズ・ギルたち敵の描写もあり、抑えるところはしっかり抑えていてなかなか手堅いです。
それでいて、あのぶっ飛んだお祭りのような、正にゴーカイジャーらしい展開は流石の一言です。
幽霊にビビるハカセはアイムにピッタリくっつくほど臆病で面白かったです、
それでいてその幽霊自体はコミカルで、アイムのスカートを捲ったりしていました。
おいおい、うらや・・・けしからん!
そして、歌声がスゴイんです、この幽霊たち!
声を当てているのがささきいさおさん、堀江美都子さん、松原剛志さんなんです。
良い歌声と見た目のギャップりにビックリしつつ聞き惚れました。
歴代戦闘員との対決はお祭りという感じでワクワクしました。
合体して踊りだすというよくわからない展開に笑わずにはいられませんでした。
そこから野球へと繋がるのですが、もう頭がおかしくなってしまったのかと思う展開ですよw
野球仮面が面白すぎます。
そんなコミカルで笑える展開が続きつつ、ゴーカイレッドが単身ロスダークと決戦を開始するんです。
ここからの流れが本当に秀逸なんです。
ゴーカイレッドは迷わなかったから宝を奪えたし、仲間を取り戻すことができた。
マーベラスの「宝は偽物だった」の一言は心に響くものがあります。
この素晴らしい流れはぜひ劇場で観てもらいたいです。
劇場版ということもあって、ロボバトルも動く動く!
普通の戦闘もスペシャルな感じでしたが、ロボバトルもスペシャルな感じで楽しかったです。
マーベラスたちの仲間の絆が再確認できるとても面白い作品でした。
『仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』
暴れん坊将軍登場というトリッキーな展開からストーリーには期待していなかったのですが、1本の作品としてしっかりまとめられていてとても面白かったです。
将軍と江戸時代もしっかり絡めつつ、フォーゼも登場させ、それを上手くまとめてあるすごい作品となっています。
今回の見所はズバリ“戦闘で役に立つトラクロー!”でしょうか。
散々役に立たない役に立たない言われてきたトラクローが戦闘でしっかりとした活躍を見せます。
トラクローさんのファンも今まで馬鹿にしてきた人も必見の戦闘の数々となっています。
たぶん今後の本編でも次の映画でも、もう活躍は見られないでしょうから見納めですよ、きっと。
ブラカワニのメダルが徳川家に献上されていたという設定にはクスリとしました。
欲望の多い戦国時代には強い者の所にメダルが集まったのかもしれません。
映司が蛇苦手という設定をチラリと漏らしていたのは嬉しかったです。
そこには触れないかなーと思っていたので。
映司がバースに変身したのも面白かったですね。
構えが完全にオーズで映司が中に入ってるんだなぁというのが上手く表現されていて良かったです。
バースになればいいじゃんと思っていたら、本当にバースになってちょっと興奮してしまいました。
今回は伊達さんがいるのも嬉しいですね。
伊達バースは安心感があります。
自らのチョンマゲ姿を想像するなど、お茶目な伊達さんは本当に面白くて良いキャラです。
暴れん坊将軍が戦闘を始めると敵まで時代劇の動きになって面白かったです。
あの瞬間だけは完全に時代劇の雰囲気でしたね。
全コンボ集合も圧巻で感動的ですらありました。
コンボソングはどれも魅力的で良いですね。
邪魔になる相手を倒すため自らの力だけでは倒せないので、オーズに力を貸してコアメダルを渡すグリードたちって胸が熱いですよ。
だって、こんな展開本編じゃ絶対見られませんもんね。
アンクだって体を張ってタカメダルを使わせてくれたし、グリードたちも今回ある種命がけです。
映司が選択に迫られた時、その出した答えになんで・・・とすら思いました。
でも映司は想像以上に大きかったです。
流石欲望が地球大なだけあります。
全員家族で全員救いたいという欲望、それを当たり前のように思うのが火野映司でした。
アンクが比奈ちゃんと手を繋いだのにはニヤニヤしました。
江戸時代での振りもあってとても効果的なシーンだったと思います。
アイスに釣られたのもあってアンク可愛いですね。
クスクシエでアイスを販売してるのを見て「俺のアイス・・・」と恨めしそうに呟くアンクは笑いました。
今回の家族とか手を繋ぐというテーマが終始一貫としているのが作品としての面白さを倍増させていました。
ちゃんとストーリーがあってテーマに沿いつつ決められた時間で完結させる、というのは簡単に言えるけど難しいことです。
新ライダーであるフォーゼも登場しました。
見た目はお世辞にもカッコイイとはいえませんし、スイッチというギミックもカッコ悪かったですが、動きはなかなかどうしてカッコイイじゃないですか!
特に顔があの形だからか斜めの角度からの描写が特にカッコイイです。
アクションも坂本監督の演出のおかげか派手でとても見栄えが良かったです。
変身前は髪短すぎないですか。
あの髪型ならもうちょっと髪長い方が・・・。
あとその制服、昭和のヤンキーですか。
最近そういう懐古主義的なヤンキーをいろんな作品で見かけますけど、流行ってるのかな。
声はとても良かったです。
フォーゼ戦闘時の声もアフレコ慣れしてるかのような感じでしっかりとして良かったです。
声といえば里中くんの喘ぎ声がものすごいツボに入りましたw
戦闘中の掛け声みたいなものなんですが、どう聞いてもそれが喘ぎ声にしか聞こえないというw
オーズ、ゴーカイジャーともにテーマ性があり、尚且つしっかりとまとめられた筋の通った話となっており、どちらもとても面白いです。
ぜひ劇場で観ることをオススメします。
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