2011年8月1日月曜日

青春しょんぼりクラブ読んだ

アサダニッキ先生の『青春しょんぼりクラブ』1巻を読んだ。
表紙を見て好きな感じの絵柄だったので買ってみたらこれが面白い!
以下ネタバレを含む感想になります。



メインのキャラクターがとてもいいと思います。
クラブのメンバーはみんなすねに傷を持っていて、上手に生きれない理由がある。
それがとても物語に面白さを生み出しています。
まず主人公であるにまですが、こういう被害者的ないいひとキャラって偽善者的な感じがして嫌味になるんですけど、にまはそんな感じがしない。
むしろにまって可愛いなぁとすら思う。
これはにまの付き合いの良さ(依子に対してやアニ研のこと等)や周りのキャラクターがプラスの効果を生んでいるんでしょうね。
次いで依子ですが、眼鏡で冷静沈着なデータマンという見た目通りのキャラクターです。
クラブの創始者であり、学園長の娘である。
幼少期に母親が恋人を作っていなくなってしまったという過去を持ち、それが「他人の恋愛を観察・研究する」というクラブを作った理由であった。
それがあり、自分の恋愛に戸惑うのだが、性格からか真正面からぶつかったのが良いキャラだと思った。
オシャレに無頓着なようで、お手伝いさんの見立てた服で出かけたようで、これがまた酷いというか古い。
にまの必死なフォローが何気に傷つくw
隠岐島武は女装の似合う背の高い美少年であった。
女装をしている理由が初恋の相手に関係していて、それが結局失恋してしまい男子の姿に戻る。
この初恋の相手っていうのがおまけ漫画読むとかなりとんでもないw
そういう無茶振りに応えたのも初恋故なのか。
でも本人が言ってる通り与えられた役目を演じていた、それが自分の気持ち的にも楽であったというのはあるんだろうね。
失恋に傷つきながらも、どこか終わりがくるのは自覚していたと思う。
簸川諒はイケメンなのにガチアニオタの残念な人である。
1巻では彼が詳しく取り上げられることがなかったので、彼を中心とした話を読んでみたい。
次巻ではあるのかな?
武が諒とよく行動を共にしているのは、諒が武を羨望や嫉妬など奇異の目で見たりしないからなのだろう。
3次元に対してはブレがなくてある意味カッコイイ。
でも2次元への恋愛を薦めてきたりやはり残念である。

クラブのメンバー以外でメインストーリーに関わってくるキャラだと香菜は本当に恐ろしい。
自身の見た目が可愛らしいだけでなく、様々な手段を講じて好きになった相手を落とそうとする。
その手段がネガティブなもので、戦慄さえ覚える。
笑顔が怖いのですよ。
その香菜と幼馴染である大輔はなぜかにまに対して忠告をしてくる。
あの態度からにまのことを好きなのかな?
しかし見た目がにまが最初に好きになった相手と被ってて見分けがつかない・・・。

2巻がとても楽しみで続きがとても気になる。
とてもオススメの作品だ。

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