2011年6月6日月曜日

プリンセストヨトミを観た

プリンセストヨトミ』を観てきたので、その感想を。
以下ネタバレです。


もっと馬鹿映画かと思ったら、芯のしっかりした映画でしたね。
大阪独立っていうのが信憑性のある演出でさほど疑わず観られました。
他の都道府県に比べて、大阪の気質というかそういうものが独立っていうことに信憑性を持たせてるのかもしれません。
演出というか、キャラクターの動作に違和感のある所をわざと見せて、それを伏線としているのが上手い。
これ『鹿男あをによし』のドラマを手がけたスタッフが作った映画なんですね。
ファンタジー的なお話を現実的に見せる、それでいてファンタジー的な面白さも見せる、って両立が鹿男同様上手いです。
勘違いで展開するクライマックスはハラハラしたけど、主人公である松平さんが落ち着いてるのでそこで安心できた。
大坂国へ込められた想いはすごいなぁ。
なんか上手く感想がまとまらないけど、面白いし見所の多い映画でした!

悪い点というか、気になる点を挙げるとすれば、若干有耶無耶になってる部分があること。
そして富士山の十字架群は次回作への伏線か何かなのか気になります。
鳥居の存在もよくわかりませんでしたね。
アクシデントを起こしつつそれをプラスにする存在なのかと思ったら、大規模なアクシデントを起こしたものの鳥居自身がそれをなにかプラスに変えたわけでないし・・・。
なんだか存在意義がわからなかったキャラクターです。
富士山で次回作があるっていうならわかるんだけど。
プリンセスの存在もよくわからなかった。
なんか光ってたけど、何かしたわけじゃないし。
言葉通り象徴みたいなものなんだろうけど、クライマックスで光った割には何も無かったから肩透かしだった。

キャストは安定感があって、安心して見れるし、作品に更に真実味を持たせていましたね。
パンフの中井貴一さんのインタビューを読むとなるほどそれであのシーンに説得力があるのか!と思わされます。
中井貴一さんはやっぱりスゴイ!
そしてこの作品を見て言いたかったことが堤真一さんがパンフのインタビューで言っている!
これはパンフをじっくり読まねば!
鹿男に出た玉木さんと宅間さんがカメオ出演してますね。
旭役の岡田くんはカッコよかった!
会計監査院ってのも全てから独立してるってのがカッコイイよなぁ。

父親との絆もテーマとして描かれていますので、父の日に父親と観に行ってもいいかもしれませんね。
綾瀬はるかの乳揺れも見られますよ!

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